クラウドインフラ構築記

現在AWSの構築支援に携わっております。今注視しているのは、GKE、BigQuery、Google Dataflowなどサービスを展開しているGoolge Cloud Platformです。

2013年6月23日
から hiruta
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ngnixをさくらのVPSへの導入

ngnixをさくらのVPSにインストール、設定を行いました。

php-fpm、nginxをまず、yumからインストール。(さくらのVPSはCentOS 6.4 64bit)

/etc/php-fpm.d/www.confに、php-fpmをnginxユーザで動作するように設定。


; RPM: apache Choosed to be able to access some dir as httpd
user = nginx
; RPM: Keep a group allowed to write in log dir.
group = nginx

/etc/nginx/conf.d/default.confで、WordPressのパーマネントためのrewriteの設定を行う。apacheだと.htaccessに行っていたことを行います。


location / {
 root /var/www/html;
 index index.php index.html index.htm;

if (!-e $request_filename) {
 rewrite ^.+?($/-.*) $1 last;
 rewrite ^.+?(/.*\.php)$ $1 last;
 rewrite ^ /index.php last;
 }
 }

次は、phpを動作させるための設定です。


location ~ \.php$ {
 root html;
 fastcgi_pass 127.0.0.1:9000;
 fastcgi_index index.php;
 fastcgi_param SCRIPT_FILENAME /var/www/html$fastcgi_script_name;
 include fastcgi_params;
 }

httpdを停止させて、php-fpm、nginxサービスを起動させて完了。

ngnixは、ソーシャル系のサービスなど高負荷サイトで利用実績が伸びています。apacheはリクエストごとに、プロセスを起動するのに対し、nginxはひとつのプロセスで行う機構のため、CPU負荷とメモリ使用量を抑えることが可能です。設定ファイルも読みやすい感じです。

2013年6月16日
から hiruta
InfiniBandとRoCE (RDMA over Converged Ethernet) による SSDストレージアクセスの高速化 のセミナーから はコメントを受け付けていません

InfiniBandとRoCE (RDMA over Converged Ethernet) による SSDストレージアクセスの高速化 のセミナーから

P1000367

サーバーストレージのSSDは処理の高速化を図れるのだが、ストレージだけでなく、通信が遅ければ、SSDの機能を100%発揮することができない。

データセンターを選択する場合は、サーバースペックだけではなく、ネットワークのスペックも精査が必要。

ネットワーク速度が遅い場合、サーバーストレージにSSDを採用していても、本来のIO処理が発揮できないことがあり得ます。

P1000369

驚くごとに、ローカルよりも仮想マシン(VM)の方が優れたパフォーマンスがでているところ。

P1000370

P1000371

さくらインターネットのクラウド基盤(さくらのクラウド)に、InfiniBandを採用しているので、ケーブル配線のシンプル化など高スループットな環境が構築できている。

2013年6月13日
から hiruta
ディスクバックアップ機能について はコメントを受け付けていません

ディスクバックアップ機能について

ディスクのコピーを作成する機能を、AWSでは、「スナップショット」というのだが、さくらのクラウドの場合、新ストレージのコピー機能は、アーカイブと言います。スナップショットにしても、アーカイブにしても、コピーしたディスクからサーバーを作成することも簡単にできて、サーバーのリカバリも迅速に行える、

AWSでは、ec2 API Tools、さくらのクラウドでも、クラウド環境にアクセスできるAPIが公開されているので、監視ツール、バックアップ、ルーターの帯域変更もコマンドラインから変更が可能

 

2013年6月12日
から hiruta
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リージョン間EBSスナップショットのコピーの高速化

faster cross-region EBS Snapshot Copy、つまり別のリージョンへのEBS(仮想マシン)のスナップショットのコピーの高速になるメールがありました。仮想マシンのバックアップを別のデータセンター(リージョン)への保存スピードもより高速になるとうことでしょうか。

リージョン間はインターネットを利用していることが過去の講演で聴いたことがありましたが、どの程度スナップショットのコピーが高速になったか気になるところ。

メールの内容より

We are excited to announce a performance enhancement to EBS Snapshot copy, making it faster to copy snapshots across AWS regions.Starting today, we will only transfer the data that has changed since your last snapshot copy,thus transfering and storing less data andcompleting the copy faster.

複数リージョンを使えるのもAWSクラウドのメリットの一つ。

スナップショット機能は、さくらのクラウドでも利用できるが、残念なことにさくらのクラウドの場合、データセンターは現在のところ、石狩のみ。他のデータセンターも選択できるようになるとよりよくなるのだが。

2013年6月9日
から hiruta
オープンソースのアクセス解析ソフトPiwikの導入 はコメントを受け付けていません

オープンソースのアクセス解析ソフトPiwikの導入

オープンソースのアクセス解析ソフトを見つけましたので、インストールしてみました。Piwikはリアルタイムアクセス解析を行い、結果をデータベースに蓄積することができます。awstatsは、結果をhtmlに出力するので、サーバーを切り替えた等解析データを移行が難しいが、データベースに保存することで移行も楽ではないかと思われます。

導入は3,4ステップ程度

http://ja.piwik.org/ からDownload Piwik 1.1.2のリンクからダウンロードできます。

Piwikは、MySQLを利用しますので、データベースとアクセスするデータベースユーザの作成

ダウンロードしたファイルをWEBサーバーのドキュメントルートに展開

http//xxxx/piwk/でインストールが始まります。

必要なモジュールチェックを行い、30分程度で終了。最後にTracking Codeが表示されますので、HTMLのヘッダに貼り付けて完了。

 

2013年6月2日
から hiruta
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利用したことがある、利用中のデータセンターのまとめ

過去に利用したことがある、現在利用中のサーバーになります。

1st Rental Server  http://www.1strentalserver.com/

VPS仮想専用プランは、仮想化を実現するのに、Parallels Plesk Panelを使用しているのだが、安定性は全くなかった。

申し込んで利用できるようになった通知メールがあったにもかかわらず、管理画面にログインできない、修正してもらって、使えるようにしてもらっても、Parallels Plesk Panelか原因かは不明だが、使用可能メモリが少なかった。

ラピッドサイト VPS-S http://www.rapidsite.jp/

ネットワーク自体のリスポンスは良いのだが、サーバー自体はいまいち(yumとかではなく、独自インストーラー(?)「vinstall」でPHPなどをインストールするので、自由な構築ができない。)

RedHat enterprise linux 4ベースなので、yumが使用できない。RHEL4はRedhat社のサポートが終了したものになります。

ここまでは、全くお勧めしない。

at+link [エーティリンク] http://www.at-link.ad.jp/

ここは自分で契約しているところではありません。

ここは、VPSでなく、専用サーバーになりますので、稼働には問題はないのですが、

独自開発のWEB管理ツール(AdminCloark)が入れる場合、メールMTAが指定される。qmail-scannerを使うためのパッチ、rblsmtpdすら社内で動作保証していないなど、自由な構築が行えません。このAdminCloarがくせもので、長いドメイン、長いメールアドレスが管理画面の文字数仕様から管理画面から新規登録ができないことがあります

帯域保証回線のサービスがあるが、ビット単価が高価。2Mで月¥40,000が掛かる!

サーバースペックの割にレンタル費が高価。

さくらのVPS 1.5G →2G http://vps.sakura.ad.jp/  [現在使用中]

最低限の初期設定だけ行われた状態で、管理者アカウントを渡してくれるので、自分でメール、WEB、データベースを柔軟な構築が可能。

1.5Gから2Gを乗換キャンペーンがあったときに、費用を重複せず、移行がスムーズに行えました。

サーバーは今後の拡張性を考えると、apache、postfix、spamass-milter、saslauthd、bindなどを自由に構築できることが必須。

2013年5月28日
から hiruta
SMTP認証でrejectされる原因について はコメントを受け付けていません

SMTP認証でrejectされる原因について

postfixでsaslauthdを使って、SMTP認証を構築したのだが、送信を拒否(リジェクト)される原因が、以下パラメータにpermit_sasl_authenticatdを追加していなかったからでした。追加したら、送信できるようになりました。


smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks,permit_sasl_authenticated,reject_unauth_destination

postfix、dovecot、saslauthdでメール環境を構築するのが、もっともシンプル(=設定ミスでメール送れない、不正中継される穴を作る危険性が少なくなる)

postfixで複数ドメインを扱うことも可能。

2013年5月19日
から hiruta
USBで手軽にマルチディスプレイ環境が構築できる~Logitecの「LDE-WX015U」を試す はコメントを受け付けていません

USBで手軽にマルチディスプレイ環境が構築できる~Logitecの「LDE-WX015U」を試す

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Logitecの「LDE-WX015U」でマルチディスプレイ環境を職場のPCで作ってみました。ドライバーをインストール、機器をUSBポートに接続の2ステップで簡単に使用することが可能です。ディスプレイを拡張しての使用はもちろん、複数のディスプレイに同じ画面を表示するクローンなどグラボのマルチディスプレイに機能的には備わっています。動画処理など重い処理を行わない通常の作業であれば、問題なく利用できると思います。グラボを増設するより安価(\5,000前後)で入手できますので、手軽にマルチディスプレイ環境が手に入ると思います。

ちなみに、自宅では、オンボードのHDMI+DVIでマルチディスプレイ環境構築済です。



2013年5月19日
から hiruta
マルチタッチがJavaFXで使えるか判定してくれるAPIについて はコメントを受け付けていません

マルチタッチがJavaFXで使えるか判定してくれるAPIについて

マルチタッチがJavaFXで使えるか判定してくれるAPIがあるようなことを、JavaDay Tokyo 2013の「タブレット用のJavaFXアプリケーション開発」の中で話していたので、Java8のAPIを確認したところ、以下でアプリが起動しているデバイスがタッチスクリーンかどうかは以下で調べられる。


Platform.isSupported(ConditionalFeature.INPUT_TOUCH);

マルチタッチは以下になります。他にもモーションポインターデバイスかも調べられるようです。


Platform.isSupported(ConditionalFeature.INPUT_MULTITOUCH);

2013年5月14日
から hiruta
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Java Day Tokyo 2013

P1000328 P1000329

本日の「Java Day Tokyo 2013」に行ってきました。

受講したセッションは以下です。

Raspberry Pi NightHacking(JavaSE / JavaFXを楽しもう)

Raspberry Pi上でJavaFXアプリケーションを動かすデモや、端末を傾けたりすることでアプリケーションと連動するいわゆるギャイロセンサーのデモがありました。

Raspberry Piにはカメラ、LCDディスプレイなども接続するインターフェースがあるので、組込型サーバーを簡単に構築できる。

Raspberry Piは、\5,000以内で入手できるので、手軽に入手できます。DebianをベースとしたRaspberry Pi用に最適化されたRaspianが使えます。Debianは後のubuntuのベースのOSになります。

注意することは、Pi用のdeveloper preview版JREでは、MediaView、WebViewは未実装。今後実装される話があった。

JavaIDEの最新トレンド

eclipse、InteliJ IDEA、NetBeansのいいところ、わるいところの話。

Groovy、Clojure、Scala、VisageでのJavaFX活用

ピアJavaでコーディングするように、Groovy、Clojure、Scala、Visage、JRubyを使ったほうが、ステップ数が削減でき、ソースが見やすくなる。個人的には、Scalaがよさそう。

クラスローディングの分だけ、ピアJavaよりもパフォーマンスは少々劣る。ただし、クラスローディングをなくす計画もあるようです。

ScalaFX https://code.google.com/p/scalafx/

JRuby  https://github.com/jruby/jrubyfx

なお、Java8は、来年2月リリース予定。http://www.publickey1.jp/blog/13/java_82java_ee_76java_day_tokyo_2013.html

タブレット用のJavaFXアプリケーション開発

JavaFXでもマルチタッチのアプリケーションを簡単に開発できる話。

JavaFX Community https://www.java.net//community/javafx

http://fxexperience.com/