昨日リリースされたPreemptible VMを使用してみました。(最大40%のGCE料金値下げも発表)
Preemptible VMは、Googleの余剰インフラを格安で使用することができます。使用制限事項があるので、留意して使うのが必要になります。
- システムイベントによりシャットダウンされる場合がある
- 24時間でterminateされる
- Googleインフラに余剰がある場合は使えるが、いつも使えるとは限らない(余剰リソースが使えない場合は使用できない)
- Live migration はできない
上記条件以外は通常のインスタンスで使用できるようです。使うには、WebUIかgcloudから。
Web UI
gcloudコマンド
gcloud compute instances create instance-1 --machine-type n1-standard-1 --zone us-cent ral1-a --image hogehoge-image --network product-network --preemptible
n1-standard-1インスタンスの場合、通常$0.055のところ、$0.0165で利用できます。
https://cloud.google.com/compute/pricing#machinetype
AWSにもスポットインスタンスが、変動価格のインスタンスに対し、Preemptible VMは、定額型スポットインスタンスというところ。(スポット価格を設定しないところがいい)
Preemptible VMのユースケースとしては、多量に並列処理するような計算サーバー、24H以内で終了されるバッチ処理などに使用できると思われます。 Google Dataflowなど。
HadoopでPreemptible VM使えるようにできる模様。
gclooud compoents repositories に、標準リポジトリ以外が登録されていると、gcloud compute commandがアップデートできないので、注意が必要。