待望の Google Cloud Platform (GCP)にも、L4ベースInternal Load Balancingが登場。
Private IPアドレスのインスタンスでLoad Balancingも可能に。
まだ、使えないので、ドキュメントからわかる範囲で書いています。αサービスが使えるようになれば後日レポートします。
ドキュメントはこちらから。 https://cloud.google.com/compute/docs/load-balancing/internal/
主な特徴としては。
- リージョン内のインスタンスにアクセスが可能。リージョン跨ぎでインスタンスをロードバランシングできない模様
- ヘルスチェック ※133.211.0.0/22からの通信はFirewallなり許可しておく必要がる
もうPrivateなインスタンスのロードバランスの可用性に心配する必要がない
ユースケース
- 3-Tier Web サービス(アプリケーションレイヤー、バックエンドデータベース)
- データベースインスタンス他Internalなサービスのロードバランシング
Google Cloud Internal Load Balancingは、Andromeda network virtualization stack上に構築された lightweight load-balancing、インスタンスベースではなく、ソフトウェアベースのロードバランシング
気になる点
- Load Balancing用IPの割り当て。手動とネットワーク内でIPを自動割り当てが可能?
gcloud alpha compute forwarding-rules create NAME --address ADDRESS --load-balancing-scheme internal
- Load Balancing用に割り当てられるPrivate IPはスケールアウトにより、MAX IPアドレスを割り当てる?
–capacity-scaler,–max-rate,–max-rate,-per-instanceのオプションはinternal load balacingでは使えません。
alphaバージョンでは以下制限があるようです。
- 500インスタンスへのアクセスに制限
- next-hop IP
- VPNを通じた通信は行えない
- オンプレからInternal Load Balancingへの通信は未サポート
三層構造のアーキテクチャー、イントラネット向けWEBインフラなどの構築に使えると思われます。