第10回Cloudn勉強会 に参加しました。
今回は、Cloudnの概要、PaaSサービスの今後の展開、デモンストレーションを行われました。
最近のニュース記事についても触れられた。「IBMもPaaS基盤として、Cloud foudryを全面サポート」
Accel-Martの基盤として、Cloudn PaaSを使用しているとのこと。
PaaSはプリセットされた実行環境、DBが提供され、運用保守軽減が図れる。PaaSを使うこと、分散環境の構築も簡単に、インスタンスが物理サーバー障害などによりダウンした場合も、正常動作しているDEA上で自動起動してくれます。
PaaSサービスを使う場合の注意事項についての説明がありました。
- 対応している言語、フレームワークであること
- コネクションを継続する動作をしない。
- 将来WebSocketに対応すればこれについては改善される!?
- プロトコルにHTTP(s)に使用すること
- インスタンス間通信を行わない
- ローカルディスクに永続データを保存しない
- インスタンスを再起動させると、変更した内容がリセットされる。※WordPressをPaaSでデプロイして検証済。
- 無料で使用できるbuild-inサービスは10Mの制限があるので、運用時はRDBと連携は必要。
今後のPaaSの機能拡張としては、
- ソースIPのアクセス制御 8/1リリース予定
- RDB連携 今週中
- リソース監視 ※今後
- 現在東京リージョンだけだが、将来的には他のリージョンでも使用可能 ※今後
- マルチAZ ※今後
最後にデモンストレーション
vmcコマンド、ブラウザでの操作
Windows7 64bitだとvmcをインストールして使えるのだが、PCを再起動するとエラーがでて、使えなくなってしまう。原因は現在調査中。
※コントロールパネルからダウンロードされるWindows用ツールは、タイムアウトの調整など行っているようです。
アプリケーションのデプロイ、インスタンス変更、bindするサービス作成、独自ドメインのマッピングなどが行われました。
質疑応答の時間で、Cloud foundryが最近Version 2がリリースことで、CloudnのPaaSのバージョンアップするのかの質問がありました。
→現状検証中とのこと。cloud foundryは複数のモジュールがあり、すべてのバージョンアップする必要はない。ルータモジュールのバージョンアップは行いたい回答がありました。ルーターをバージョンアップすることにより、WebSocketにも対応できるようになるようだ。
Cloudn PaaSの帯域について 各インスタンスは、100Mベストエフォートで接続。ただし、値は非公表だが、上限値はあるようですが、帯域で問題になることはなさそうです。