クラウドインフラ構築記

現在AWSの構築支援に携わっております。今注視しているのは、GKE、BigQuery、Google Dataflowなどサービスを展開しているGoolge Cloud Platformです。

Cloudn PaaSファーストインプレッション

Cloudn PaaS スタートアップガイドをもとにwordpressをPaaSインフラにアップロードしてみました。

PaaSは、インフラ部分(Apache、nginx、データベース)を気にすることなく、開発したアプリケーションをPaaSにデプロイするだけで動かすことができる魅力的なサービスです。Cloudn PaaSはvmware が開発したPaaS基盤を採用しており、Cloud foundry基盤のPaaSサービスからの乗換もしやすい。

wordpressオフィシャルサイトからダウンロードできるものをPaaSにアップロードするには、wp-config.phpの以下部分を変更する必要があります。(DB接続部分+認証用ユニークキー)


$services = getenv("VCAP_SERVICES");
$services_json = json_decode($services,true);
$mysql_config = $services_json["mysql-5.5"][0]["credentials"];

// ** MySQL settings from resource descriptor ** //
define('DB_NAME', $mysql_config["name"]);
define('DB_USER', $mysql_config["user"]);
define('DB_PASSWORD', $mysql_config["password"]);
define('DB_HOST', $mysql_config["hostname"]);
define('DB_PORT', $mysql_config["port"]);

wordpressを解凍したフォルダに移動して、vmcコマンドでアップロードします。

vmc push xxxx-sample

データベースを使うので、サービスを作成、アプリケーションに紐付け(Bind)を行います。

ブラウザからアップロードするファイルの上限は2Mですが、.htaccessに、upload_max_filesizeとpost_max_sizeで変更可能のようです。

PaaSにアップロードしてから、WordPress管理画面からテーマをインストールすると、PaaSアプリケーションを再起動とか行うとインストールしたテーマがリセットされるので、PaaSにデプロイする前に使用するテーマは予め同封させておかないといけないようです。

CMSとして稼働する場合、稼働してからアップするもの(画像、ドキュメント類)はObject Storageに保存するように変更する必要があります。なお、再起動後も、データベースは保持されます。

 

9月27日までに申し込みと利用料金の¥5,000が無料となるキャンペーンを行っているので、試したい方は下記よりお申し込みを。『法人サービスとなっていますが』、個人でも問題なく申し込み可能です。

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