Cloudn PaaS スタートアップガイドをもとにwordpressをPaaSインフラにアップロードしてみました。
PaaSは、インフラ部分(Apache、nginx、データベース)を気にすることなく、開発したアプリケーションをPaaSにデプロイするだけで動かすことができる魅力的なサービスです。Cloudn PaaSはvmware が開発したPaaS基盤を採用しており、Cloud foundry基盤のPaaSサービスからの乗換もしやすい。
wordpressオフィシャルサイトからダウンロードできるものをPaaSにアップロードするには、wp-config.phpの以下部分を変更する必要があります。(DB接続部分+認証用ユニークキー)
$services = getenv("VCAP_SERVICES"); $services_json = json_decode($services,true); $mysql_config = $services_json["mysql-5.5"][0]["credentials"]; // ** MySQL settings from resource descriptor ** // define('DB_NAME', $mysql_config["name"]); define('DB_USER', $mysql_config["user"]); define('DB_PASSWORD', $mysql_config["password"]); define('DB_HOST', $mysql_config["hostname"]); define('DB_PORT', $mysql_config["port"]);
wordpressを解凍したフォルダに移動して、vmcコマンドでアップロードします。
vmc push xxxx-sample
データベースを使うので、サービスを作成、アプリケーションに紐付け(Bind)を行います。
ブラウザからアップロードするファイルの上限は2Mですが、.htaccessに、upload_max_filesizeとpost_max_sizeで変更可能のようです。
PaaSにアップロードしてから、WordPress管理画面からテーマをインストールすると、PaaSアプリケーションを再起動とか行うとインストールしたテーマがリセットされるので、PaaSにデプロイする前に使用するテーマは予め同封させておかないといけないようです。
CMSとして稼働する場合、稼働してからアップするもの(画像、ドキュメント類)はObject Storageに保存するように変更する必要があります。なお、再起動後も、データベースは保持されます。
9月27日までに申し込みと利用料金の¥5,000が無料となるキャンペーンを行っているので、試したい方は下記よりお申し込みを。『法人サービスとなっていますが』、個人でも問題なく申し込み可能です。