Cloud Days Tokyo 2013に昨日行ってきました。
AWS,nifty クラウド,biglobe クラウドなどのブースを主に回りました。nifty クラウドのブースで、「nifty クラウドのネットワークがAWSより上」という話がありましたので、PINGのレイテンシを実際比較してみました。niftyクラウドの契約がありませんので、さくらのVPS、AWS各リージョンの比較になります。
下記条件のもと、利用しているプロバイダー(OCN)からAmazon Web Serviceのレイテンシを計測してみました。
インスタンスタイプ t1.micro
AMI Amazon Linux AMI 2013.09 64bit
結果、さくらのVPS(大阪リージョン)とAWS東京リージョンはほぼ同程度のレイテンシの結果になりました。
まずは、東京リージョン
ping ec2-54-250-xxx-xxx.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com ec2-54-250-xxx-xxx.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com [54.250.xxx.xxx]に ping を送 信しています 32 バイトのデータ: 54.250.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =20ms TTL=46 54.250.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =23ms TTL=46 54.250.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =21ms TTL=46 54.250.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =19ms TTL=46
次に、シンガポールリージョン
ping ec2-54-254-xxx-xxx.ap-southeast-1.compute.amazonaws.com ec2-54-254-xxx-xxx.ap-southeast-1.compute.amazonaws.com [54.254.xxx.xxx]に ping を送 信しています 32 バイトのデータ: 54.254.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =95ms TTL=47 54.254.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =94ms TTL=47 54.254.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =94ms TTL=47
米国(California)
ping ec2-54-215-xxx-xxx.us-west-1.compute.amazonaws.com ec2-54-215-xxx-xxx.us-west-1.compute.amazonaws.com [54.215.xxx.xxx]に ping を送信し ています 32 バイトのデータ: 54.215.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =118ms TTL=50 54.215.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =106ms TTL=50 54.215.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =106ms TTL=50 54.215.xxx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =109ms TTL=50
さくらのVPS(大阪リージョン)
ping www.xxxxx.biz www.xxxxx.biz [219.94.xxx.xxxx]に ping を送信しています 32 バイトのデータ : 219.94.xxx.xxxx からの応答: バイト数 =32 時間 =18ms TTL=50 219.94.xxx.xxxx からの応答: バイト数 =32 時間 =17ms TTL=50 219.94.xxx.xxxx からの応答: バイト数 =32 時間 =19ms TTL=50 219.94.xxx.xxxx からの応答: バイト数 =32 時間 =16ms TTL=50
niftyクラウドは、国内のみしかリージョンがないので、海外展開拠点に合わせてサーバーを準備する必要がある場合においては、AWSに優位になるかと思います。BCPの観点から、国内をプライマリ、海外をバックアップという使い方も、AWSでは実現が可能です。
なお、niftyクラウド、biglobeクラウドはAWSとは異なるクラウドプラットフォーム(vmware)を利用しています。